働き方

数字でわかる歯科衛生士の働く環境


数字でわかる歯科衛生士の働く環境

「歯科衛生士ってどこもだいたい働く環境は同じ」
そう思っている歯科衛生士は多くいらっしゃいます。
でも実は歯科医院それぞれの特徴があり、よく見比べてみるとその実態が浮かび上がってくるんです。

どこを見比べればいいのか?

ズバリ、数字です!

「でも数字って給料くらいしか書いてないんじゃない?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、あなたが働く歯科医院も実はいろんなところに数字が隠されています。

数字でわかる歯科衛生士の働く環境について、考えていきましょう

数字を見れば歯科衛生士の待遇が分かる!

数字で表される事項は大きく2つ。

歯科医院のこと歯科衛生士のことについて、よく数字で表されています。

歯科医院については開業年年間患者数症例数などが多いですね。
歯科衛生士については給料勤務時間スタッフの人数年間休日有給取得率が多いです。
給料や勤務時間などは定めているかもしれませんが、それ以外の数字をきちんと出している歯科医院は安心できる印象がありませんか?

例えば年間患者数や症例数が出ていると
「患者様ひとりひとりをきちんと見ているんだな」
「きちんと経営しているところだ」
という印象がありますよね。

歯科衛生士のことをどれだけ考えてい歯科医院か、に関しても同じことが言えます。
「有給休暇あります!」なんて当たり前の話。
「取得率80%」「計画年休5日付与」
など具体的な数字だと信憑性がありますよね。
「数字で表している」ということは、その分歯科衛生士のことを考えて、数字で取りまとめ、率を計算する手間をかけているということなんです。

こんな数字を見たい!

…もっといろんな数字、知りたくありませんか?
私が「この数字があったらいいなー!」と思う項目を少しだけご紹介していきます。

歯科衛生士の平均残業時間

「勤務時間」は記載されていることが多いですが、意外と記載されていない残業時間って気になりますよね。
例えば「勤務時間は9時~18時」だとしても、そのあとに片付けや滅菌消毒に書類まとめと翌日の準備…などなどが入って毎日1時間半は残業している状態だったら、あなたはどう思いますか?
歯科衛生士の働き方改革を実行している歯科医院を平均残業時間で見極めましょう!

歯科衛生士のママさん率・平均勤務年数

ママさん歯科衛生士にとって同じ境遇の人が多いと心強いですよね!
逆に若手の人が自分と違う環境の人に囲まれた職場だと不安になってしまいます。
歯科衛生士としてのキャリアが長く高度な技術が身に付く職場か、または若手の育成に力を入れている職場か。
今のあなたにぴったりな歯科診療所を探す手段になりますね。

歯科衛生士入職3年後の定着率

「石の上にも3年」という言葉があるように、なんとなく「3年は辞めずにいようかな」と考える歯科衛生士も多いはず。
「3年も務めている歯科衛生士がこれだけいる」って数字でわかると「いい歯科診療所なんだ」と思いますよね。
それだけ堂々と数字を出せるなら、信頼に繋がります。
「◯人務めています!」と言われてもその人数が全員今年入社だとしたらちょっと心配ですね。

意外と見てない?大事な数字!

あなたが勤める歯科医院の数字、大事なところを見落としていませんか?

歯科衛生士の年間休日数

あなたが入職した時に提示された休日数と実際の休日数は、ちゃんと合っていますか?
一回手帳を開いて数えられてみませんか??

「この日は休日だったけどセミナー参加だった」
「この日の午後は休みだったけど勉強会だった」

なんてことありませんでしたか?
「休日のセミナー・勉強会は出勤扱い」と明記されているのにそう対応されていないところは意外とあるんです。要チェック!

歯科衛生士の資格手当

資格取得で給料UP!ちゃんとUPしていますか?
「実は民間資格は対象じゃない」
「学会指定の資格しか手当はつけない」
という歯科医院も多いですよ!

歯科衛生士としてスキルアップを目指すあなたにちゃんとこたえてくれる歯科医院かどうか、給与明細とにらめっこして考えてみましょう!

歯科衛生士の人数

「歯科スタッフ◯名」と言っているのに実態は受付と助手がほとんどで歯科衛生士はわずか!業務が鬼のように押し寄せてくる…なんてこと、実は多いんです。

あなたが勤める歯科医院が、あたかも規模の大きい歯科医院のように見せかけているとしたら信用を失ってしまいますよね。
スタッフの人数≠歯科衛生士の人数。要注意です!

数字で見ると歯科医院の福利厚生が一目で分かる!

いかがでしたか?
数字で見てみるとあなたの職場も見直しやすく、ちゃんと福利厚生に則っているかの確認もしやすいです。
転職の際にも「以前のところと比べてここはどうかな?」と一つの指針にもなります。
これを機に、あなたの職場環境も数字で見直してみましょう!