働き方

「産後復帰で働きたい!」けど働けない歯科衛生士


歯科衛生士は慢性的に不足している状態。
今は1人の歯科衛生士を20医院が取り合っている状態です。
確かに歯科医院は日本全国にたくさんあって数も多いですが、歯科衛生士の資格を持っている方は実は結構多いんです。
それでもなぜ足りないと言われているのでしょうか?

実は「働きたい」と思っているのに働けない歯科衛生士はたくさんいらっしゃるのです。

なぜ働けないのでしょうか?
どうすれば働けるようになるのでしょうか?
今回は、働きたいけれど働けていない歯科衛生士についてご紹介します!

歯科衛生士が「働けない」理由の多くは結婚と出産

一番多い理由。それは結婚・出産です。
歯科衛生士の8割は女性。
出産を機に辞めてしまう方が多いのです。

歯科衛生士は忙しい上に、朝から夜までお仕事。
さらに、お休みは日曜のみ、という歯科医院が多いです。
自分の身の回りで精一杯なのに、お子さんを育てる時間を確保するのは難しい…。

疲労で倒れてしまっては大変です。
自分の身体、家のこと、お子さんを考えると、働きたいのに「辞めざるを得ない」状況になってしまうのです。

子育て中の歯科衛生士が正社員で働くことの難しさ

では、どうすれば働けるのでしょうか?
子育てをする歯科衛生士のなかで問題となっていることは
勤務時間
休みの確保
です。
時短勤務やシフト出勤になると少しは楽になりますよね。

ただ、そうなるとどうしてもパート勤務になってしまいます。
仕事の内容や仕事量は同じなのに、パートになってしまうとどうしてもお給料が下がります。
福利厚生の内容も減ってしまうんです。

正社員で働きたいのはおそらくみなさんの願い。
でも実際はパートで仕事復帰をされる方が多く、歯科衛生士として正社員で働くことの大変さがわかる結果となりました。

院長と相談することで産後復帰で働きやすい環境を整えられる

こんなところで働きたい!というご希望はあなたはありますか?
おそらく皆様の理想は
「正社員でも時短勤務・シフト勤務ができるところ」
「今はパートでも正社員登用してくれるところ」
ではないでしょうか?

正社員の条件は雇い主によってそれぞれですが、月の労働時間や年間の出勤日数で線引きがされていることは確かです。
自分の妥協できないところ
・ここまでなら妥協できるところ
この二つを考えてまとめて、雇い主である院長に持ちかけてみてもいいかもしれません。
新しい人を雇うより、今いる人にずっといてもらう方が院長にとっても理想です。

「フレックス制なら働ける」
「残業はできないけれど定時までならなんとかいられる」
「近くの保育園で預けたい」
「ある程度大きくなったら正社員としてフルで働ける」
互いのご希望ご要望を折衝させて双方よし!な結果にしたいですね。

子育てを応援してくれる歯科医院で育児も仕事もプライベートも充実

いかがでしたか?
もしお話に付き合ってくれない歯科医院は見限ってしまうのも手かもしれません…。
結婚したから、子供がいるから、女性だから。
そんな理由で働けなくなる職場の方がおかしいのです。
出産後も働ける環境を用意してくれるところで、育児も仕事もプライベートも充実させましょう。