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お勤め先の歯科医院の「理念」をあなたはちゃんと言えますか?


お勤めの歯科医院の「理念」をあなたはちゃんと言えますか?

歯科衛生士の皆様こんにちは。
突然ですが、質問です。

勤め先の歯科医院の「理念」は分かっていますか?

「朝礼で理念を読み上げる会社はブラック」なんて言われることも多々ありますが、「自分の会社はこうあるべき」という会社の芯のようなものが理念です。
わざわざ毎朝読み合わせる必要はないですが、やっぱりサラッと言えるくらいには浸透している必要があります。

歯科医院においても同じです。
歯科医院が「何に重きを置いて」治療を行なっているのかは、歯科医院の理念で分かります!

逆に考えてみてください。
あなたが勤めている歯科医院は、何を言いたいのか分からない理念なんてことありませんか?!

この記事では歯科医院の理念についてご紹介していきます。

理念がしっかりしている歯科医院=働きやすい歯科医院

歯科衛生士の方の中には「理念よりも条件で職場を選んだ」という方もいらっしゃるでしょう。
ただ、大事なことは「理念はその医院を表している」ということです。

お給料や、お休みや、福利厚生や、勤務体系などなど…
そういった「働く条件」が整っているということは、「歯科衛生士にこんな風に働いて欲しい」という気持ちを
院長が持っている
ということです。
自分の歯科診療所で働く歯科衛生士のことを考えている院長って患者様のことも大事にされていると思いませんか?

そうなんです。

働く条件の整っている歯科医院は、理念もしっかりしているのです!

「自分が医院・会社を継いだ時には理念がなかったが、社員で同じ目標に向かう指針として理念を考えた」という次代の院長・社長も多くいらっしゃいます。
あなたが歯科衛生士としていい条件で働いているということは、院長が働く歯科衛生士のことをしっかり考えて、理念に沿った運営をしているということになります♪

理念は歯科医院の運営指針

理念と診療方針、この違いはわかりますか?

前述の通り、理念は「こんな歯科医院にしたい」という医院全体の運営指針です。
診療方針は、その理念に沿って「患者様にはこんな診療・対応をする」という、より具体的な宣言になります。

ここが矛盾していたらおかしな歯科医院になってしまいますよね。
歯科医院全体の運営方針と治療に関する診療方針が同じ方向を向いていなかったら「適当な歯科医院だな」なんて思われてしまいます。

また、診療方針は歯科医院が「取り組んでいること」を表しているのに、実際は全然違う!なんてこともあってはなりません。
「お子様からお年寄りまで、歯で健康を歯科医院は「あれ?」と思いますよね。
真実を語って取り組んでいる歯科医院は患者様からも歯科衛生士からも信頼される歯科医院になります。

理想に合った理念を掲げる歯科医院を選ぼう

あなたが今お勤めの歯科医院は、あなたの方針にあっていますか?

「結婚したらパートになって時短勤務でマイペースに勤めたい!」と思っているのに「日々精進!資格取得応援、ガンガン稼げる!」のような(ちょっと極端ですが)理念の歯科医院で働いていませんか?
「ホワイトニングや審美、矯正の勉強をしたい!」と思っているのに「歯周病といえば当院!」のような(これまた極端ですが)診療方針の歯科医院で働いていませんか?

いろんな経験を積んで多くの分野の勉強をすることはもちろん大切です。
ただ、それらを経てもなお「やりたいこと」にたどり着いていないのは勿体無いことです。
あなたがもし「なんかちょっと理想と違うな」と感じているようでしたら、その一因は理念と診療方針にあるかもしれませんよ。

理念は歯科医院を表す!

この記事を書いている私も、以前は「理念なんてなんとでも言える」なんて考えていましたが、多くの医院・会社で採用のお手伝いをしていく中で「名は体を表すって本当なんだな」と思うようになりました。
この記事を通して「入職してから後悔した」という歯科衛生士を1人でも助けることができたら幸いです。